どれがお好み?水彩色鉛筆につかえる水彩紙5選

水彩紙とはなんでしょう

水彩色鉛筆や透明水彩のように、制作の過程で水をたくさん使用する場合はふつうの画用紙ではなく「水彩紙」と呼ばれる紙に描くのが一般的です。

その特徴は、まず紙が厚くて丈夫であること、また表面に「にじみ止め」という加工がなされており、絵の具が紙の繊維に染み込んでどこまでも滲んでゆく…という現象を抑えています。

しかし一言で水彩紙と言ってもバリエーションが無数にあり、こちらもまた選び方に困るものです。
そこで今回は、のまどさんが普段使用するものを中心にレビューを書いてみました。水彩紙の違いと選び方についてお役に立てれば幸いです。

今回使用した色鉛筆

水彩色鉛筆と(ふつうの)油性色鉛筆で描き比べています

上記が今回使用した色鉛筆です。以下にりんごを2つずつ描き比べていますが、左右で違う色鉛筆を使いました。

左:ゴールドファーバー(ファーバーカステル)油性、つまり水に溶けないタイプのオーソドックスな色鉛筆です。今回は、全48色セットより、104、121、126、170、173、176の6色を使用しました。

右:アルブレヒト・デューラー(ファーバーカステル)のまどさんが愛用している水彩色鉛筆です。
今回は104、126、170、107、219、133の6色を使用しました。

紙の厚みは重要

以下に主なメーカーの水彩紙をいくつか挙げますが、どのような用紙を選ぶとしても厚みは超重要です。
薄すぎる紙では、水を使用した場合に波打ってしまい、にじみがうまく広がりません。

紙は面積1平米あたりの用紙の重さ(坪量)や原紙1,000枚の時の重さ(斤量)で表されます。坪量は「g/m2 」斤量は「kg」とそれぞれ表示されます。
ふだん私達になじみがある紙は、それぞれ以下のとおりです。

コピー用紙 ・・・ 64 [ g/m2 ]
官製ハガキ ・・・ 209.5 [ g/m2 ]
新聞紙 ・・・ 40~50 [ g/m2 ]

水を沢山使用する水彩色鉛筆の場合、200g/㎡以上を選ぶようにしてください。

おすすめ水彩紙について

トルション水彩紙(ハーネミューレ社)

ドイツ製。耐光性や経年劣化に強い、中性紙の高級水彩紙です。

ハーネミューレの水彩紙だけでも以下のようにたくさんのラインナップがあり、さらに種類によっては「細目」「中目」「粗目」と表面のざらつき具合が違っているものもあります。初期の頃は自分が前回何を買ったのか分からないという事態によく遭遇していました!(涙)
画材屋さんで見かけるのは以下の種類で、私は「セザンヌ」と「トルション」をよく使用しています。今回は「トルション」で描いてみました。

  • ブリタニア水彩紙
  • トルション水彩紙
  • バンブー水彩紙
  • ボタニカル紙
  • セザンヌ水彩紙

トルション水彩紙(ブロック)

表面がパリッとして堅い用紙です。粗目で300gほどの厚さになると、「壁紙?!」というほどの丈夫さ。芯の柔らかい「ファーバーカステル」で塗ると、芯がどんどん紙に削りとられます。そのぶん、色の のりが良く、発色も滲みも美しい表現ができます。

紙自体はやわらかな白色です。

使用画材

*左:ゴールドファーバーアクア
*右:アルブレヒト・デューラー

ウォーターフォード水彩紙(ホルベイン社)

ウォーターフォード(ホワイト)

コットン100%の紙。トルションに比べて、ふんわりと柔らかいです。優しい表現はできますが、個人的には色ノリがちょっと物足りなく感じました。ご覧のように、下のAlbireoに比べて色が控えめです。水彩紙ですが、表面のざらつきが少ないので、油性色鉛筆でふわっと仕上げる感じも素敵だと思いました。

紙色は真っ白なタイプです。

ウォーターフォード(ナチュラル)

上記と同じウォーターフォードのナチュラルカラーで、紙自体がすこし黄色っぽく、より優しい印象に仕上がります。

また、ホワイト、ナチュラル共に紙をすいたときにできる耳(端のちぎれたような質感)を残したままのカット用紙もあります。これを活かした額装にするのも素敵です。

Albireo水彩紙(ホルベイン社)

albireo

水彩紙としては安価な方ですので、まず練習から、という方にはおすすめできます。しかし意外と滲みの色の広がりが速いので、コントロールはすこし難しいです。

また、ここが価格による一番の違いかもしれませんが、紙表面がそれほど強くないので消しゴムなどの摩擦を繰り返すと、毛羽立ちます。

紙は黄色がかった白です。

マルマン スケッチブック

スケッチブック(図案シリーズ)

上記4点が水彩紙でしたが、ではふつうの画用紙では描けないのか?

ということで試してみました。安さナンバーワン、marumanスケッチブックです。結論から言うと、描けます!滲みも色のノリも悪くないように感じました。

ただ紙自体の白が、そこはかとない安っぽさを感じます。また表面の強度はなさそうですので、あまり描いたり消したりするのでなく、練習用としてどんどん消費するのが良い使い方かと思います。

画像が…

水彩画や色鉛筆画を記事にアップする時にいつも悩むのですが、画像への取り込みがイマイチで申し訳ないです。暗かったり、色の調子が飛んでしまったり…

今後、そちらの技術もアップデートしていきたいと思いますので、末永くよろしくお願いいたします。

紙のレビューはこれからも続くよ!

水彩色鉛筆のための水彩紙その1

シェア・フォロー歓迎です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA