豊かな暮らしとは、袋の持ち手にプチプチを巻けること

個展を開催します

稲垣歩展
http://www.ushiogaro.com/exkiji/2575

会 場:うしお画廊
東京都中央区銀座7-11-6 イソノビル3階

会 期:2020/12/07(月) ~ 12/12(土)
休廊日:会期中無休
時 間:11:30〜19:30(最終日17:00)

世界堂の凄さについて考える

1ヶ月後にせまった個展の準備中です。

そんな中、昨日は世界堂の新宿本店へ買い物に行きました。

世界堂の店員さん方のプロ意識の高さといったら、界隈では有名なのですが、それにしても忙しい中、毎回よくこんなに丁寧な接客ができるもんだなーと感動します。

私なら多分、忙しくて立ちっぱなしで疲れてぶっきらぼうな雑な対応をしてしまいそう。

世界堂本店は、ビルのフロアごとに売っているものの種類が分かれているのですが、今回私は一番上のフロアでまず額縁を買いました。今回新たに描いている、水彩画を入れるための小さめの額縁5点です。

そこでまず、優しそうなお兄さんの店員さんに、

「袋に入れますか?縛って取っ手をつけますか?」

と聞かれるわけです。彼らはありとあらゆるカタチや重さのものを、小柄な女性が一人で電車に乗って運べるように巻いたり縛ったり貼ったりしながら、手際よく包んでくれるのです。

そこで私が

下で買い物をするので、適当に袋に入れてください。

と言えば、

「じゃあ新たに買い物をしたら下のフロアのレジで適当にまとめてもらってくださいね。」

と、最小限のテープを貼ってゆるい包装にしてくれます。テープは剥がしやすいように、もちろん端の方を折ってあります。

その後、ひとつ下のフロアでパネルを一枚買い足して、まとめてください。と言うと

パネルのレジのお姉さん、おそらくなんと袋の重さを考慮して、持ち手にプチプチを巻いてくれたのです!

世界堂の大きいビニールの袋って、持ち手の部分がプラスチックで強化されているのですが、たしかに重さがかかると、少々手が痛くなるわけです。しかも持ち歩いている途中で、袋と持ち手がセパレートしちゃったりして、なんだか持ちやすいんだか持ちづらいんだか…

という経験を何度かしているので、

よくそこまで考えが至りましたね!!

と驚いた私は、「いろんなやり方があるんですねえ。。。」と思わず声に出してしまいましたよ。

帰り道の新宿駅まで、5分ちょいあるわけですが、ぷちぷちの優しい持ち心地にかなり癒やされました。

生活を豊かにするって、こういうことですよ。その持ち手が、重いだろうな、プチプチ巻いとこうかな。って思えるかどうか。彼らだって暇じゃないわけで、レジなんてさばければ良いと考えているお店も多い中で、このホスピタリティは素晴らしいです。全員頭が良いのか、社員教育をどのように行っておられるのか?じつに興味深い一日でした。

私も絵だけ描いていないで、購入していただいた方にどのように作品が届くのか、想像して残りの準備期間を過ごしたいです。

ちなみに今回購入した額に入るのは、こんな作品です!

17×20センチ程度。
アルシュ水彩紙、水彩色鉛筆、透明水彩使用。おうちを華やかにする色と、飾りやすいサイズです。

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