文明開花…iPad Proをスケッチブックに

今年のお正月、ついに我がアトリエにもiPadがやってきました。

購入を決めるまでの経緯

うちの夫はプログラマーという職業柄、効率化命です。少なくとも私にはそう見える。
またゲーム機器やデジタルデバイスも大好物で、私はこの夫に、何年も前からiPadをお勧めされておりました。

しかし私は生粋の物質主義(占星術的には牡牛座ど真ん中)物質感のないものは基本的に信用できないのです。

iPadなんで買わないの?仕事するならぜったい必要だと思うけど

Nomad

うんいらないし欲しくない。

……。

こういうやりとりを、時に激しいバトルを繰り広げながら数年つづけてきたわけです。

夫の言うことにも一理あると思った日

そんな感じで突っぱねてきた提案ですが、またある日のこと。絵画作品は1/1である必要があるのか。という話になりました。

例えばゴッホのひまわりを、美術館で見る機会がない人にとって、スマホやテレビで見てもその絵のことは知れるわけだから、絶対に物質である必要性はもはやないのでは?

わざわざ撮影したりスキャンしたりするくらいなら、むしろ最初からデジタル制作された物のほうが閲覧には適しているはずだ、と。

うーーん、なるほど。それでこの人は盛んに、私に対してiPadを薦めていたのか。

ただ、この意見も絵画のある一面のことを語っているに過ぎず、タブローは画像としての鑑賞物にとどまらずやはり、物質であることこその意味も持つと思うのです。

特に私の作品は、岩絵の具という物質感ゴリゴリの画材を、重ねて削って洗い流して…という工程を繰り返していますから。

どちらかというと、彫刻とかに近いですね。

とはいえ気になるのは資源問題

タブローが1/1である必要性はさておき、日々たまっていくスケッチやクロッキーの紙は気になっていたところでした。都内の狭い借家では、それらの置き場にも限りがあります。かと言って安易と捨てるわけにもいかない。

だったら、iPadをスケッチブック代わりに使ってみては?

前置きが長くなりましたが、こうして私の手元にやってきたiPad pro 11inch です。

まだまだ使いこなすには時間が必要ですが、小作品の下書きにも使えそうです。大きくプリンター出力すれば、大下図も一気に完成。

ちなみに今回のブログも、iPadで書いてみました。

Nomad

キーボード付きのケースを買うか悩むところ。

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